明治日本の産業革命遺産
JAPANESE  ENGLISH

PEOPLE

2019.05.21
Vol.31
日本の人達にパワーを~明治日本の産業革命遺産の使命~

渡辺プロダクショングループ代表・株式会社渡辺プロダクション名誉会長

渡邊 美佐 氏
渡邊 美佐 氏

――渡邊会長は、2012年に戦後の日本に音楽産業と文化をもたらした功績を称えて贈られる藍綬褒章を受賞されておられますが、音楽の力というのは大きいですね。戦後の日本人の心に豊かさを与え、励まし、支え、自由に夢を見ていいのだと教えてくれたのは音楽だと思います。渡辺プロダクションは高度成長期の立役者といえるのではないでしょうか。1958年に開催された日劇ウエスタン・カーニバルに人々は湧きました。また、テレビの創成期に音楽とテレビの蜜月期を作り、制作された「ザ・ヒットパレード」や「シャボン玉ホリデー」などの番組を通じて、音楽がお茶の間に溢れ、日本人のモチベーションが高まりました。

 ありがとうございます。主人の渡辺晋と私の願いは日本の皆さんに笑顔を提供することでした。皆さんに喜んでいただくためにはどうしたらいいのかしら? 明日も頑張ろうという気持ちになっていただくために、私たちに何ができるかしら? といつも考えていました。真剣に考えていると、いろいろな発想が思い浮かびます。お父さんだってお母さんだって、子供の喜ぶ顔が見たいから頑張って働くのでしょう? 人は自分だけのためには頑張りに限界を感じてしまうけれど、誰かのためになら幾らでも頑張ることができるのです。頑張ると言うと無理をしているように聞こえるけれど、誰かのために頑張ることが自分の喜び。その喜びを享受することを幸せというのだと私は思うのです。

 音楽は物づくり。私が仕事を通じて得た大きな幸せは、産業国家日本がこの国を豊かにしようと試行錯誤する中で育まれた物づくりの精神の上にあります。ですから私は明治日本の産業革命に携わったすべての方々に敬意を表したい。その想いを形にしてくれるというのですから、これはもう康子さんの応援をするしかないと、そこに1ミリの迷いもありませんでした。

――具体的にはどのような形で加藤専務理事を応援なさったのでしょうか?

 大したことはしていないのです。ただ仕事柄たくさんの方と交流があるので、この人なら康子さんの活動に理解を示し、活動資金の面からもサポートしてくれるはずだと、私が信頼を寄せる方を幾人かご紹介しました。
 もともと私は人と人を繋ぐのが好きです。誰かに誰かをお引き合わせする時、私の中には必ず素敵なことが起こると予めシナリオができています。たとえば、この人には才能があるのに、縁に恵まれないがために才能が空回りしてしまっていると感じることがあって、そう思ったら直ぐに行動へ移します。実際に歌手と作詞家や作曲家といったアーティストのお見合いが成立して、ヒット曲が生まれるといったケースを数えきれないほど見てきました。それはもう例えようもなく嬉しい事です。だって自分の閃きが多くの人を感動させることに繋がるのですから。つまりそれが私の仕事の醍醐味なのですね。
康子さんをはじめとする明治日本の産業革命遺産の世界文化遺産登録に関わった方々も日本の明るい未来を見据えておられました。その想いが本物だったからこそ夢が現実となったのではないでしょうか。

――今年の10月に九州でクラシックカーが明治日本の産業革命遺産を走る「ラリーニッポン」が開催されますが、クラシックカーと明治日本の産業革命遺産を結び付けるというアイデアを閃かれたのは渡邊会長だと伺っています。

 ある会合で一般財団法人ラリーニッポンの代表理事である小林雄介さんと出会い、彼の活動を知って「あなたのやっていることを康子さんに言ってみたら? きっと何かできるはずだから」とお伝えしました。
 せっかく世界文化遺産に登録されたのだもの。そのことをもっと広めなくては埋もれてしまうし、保全活動をしていくための協力を得るためにも盛り上げる必要があると思うのです。もとより私は、大きなイベントを開催できたらいいなと考えていました。何かを広めたいなと思ったら派手に打ち上げなくては、中途半端なことを幾ら打ち出しても中途半端な結果しか得ることができないと思います。
クラッシックカーと産業革命遺産の融合です。
 かっこいいクラシックカーが走る姿を一目見たいと、クラシックカーマニアのみならず、多くの人が全国から駆けつけることでしょう。みなさんが写真を撮ってSNSでアップすると、その背景にはもう一つの主役である明治日本の産業遺産が映っている。そこから世界遺産に登録されたことを知る人もいるでしょうし、関心を持つ人もいるでしょう。感動した人は情報を拡散してくれることでしょう。
 私の閃きが思いのほか迅速に実現化して、「これはいける」という手ごたえを感じています。何かを動かす時に必要なのは勢いなのです。昔から思い立ったが吉日というでしょう? グズグズしていてよい結果を生むことはないのです。慎重に事を進めることも大切ですが、どの道やってみなければわからないことだらけなのですから。こうしたことは私が仕事を通して学んだ哲学だといえるでしょう。
エンターテイメントの世界では、グズグズしていたらアイデアを誰かに先取りされてしまうかもしれないし、関わる人の情熱が薄れてしまうこともあります。時代の流れを読んで半歩先を行く。そのためには見切り発車をする勇気が必要だと思います。
 それでいえば、明治日本の産業革命遺産を世界文化遺産へと乗り出した康子さんも勇者です。
また、文化庁が文化遺産と自然遺産だけが世界遺産だと思い込んでいたところへ、産業遺産もあると強く推した方々はみなさん先見の明に長けておられました。これは行ける、これはダメだと判断を下すためのセンサーは知の蓄積によって働きます。経験値豊かな方々の正しき判断が大きな希望へとつながりました。

――先見の明といえば、イギリスのロックバンド「クイーン」を世界に先駆けて日本での成功へと導いたのは渡邊会長でした。昨年はクイーンのボーカル・フレディ・マーキュリーの半生を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットしましたが......。

 そのことで昨年はたくさんの取材を受けまして、ずいぶん昔のことをちゃんと覚えている人がいるのだなと驚いてしまいました(笑)。
一つの仕事を長く続けていると色々なことがありますが、時代をぐるりと一巡りして再び脚光を浴びるのは本物だけ。本物は必ず残ります。明治日本の産業革命遺産もそうですね。

――最後に一般財団法人産業国民会議の今後の活動に関して、伺いたいと思います。

 「令和」という年号が発表され、日本は新しい時代へと突入しました。来年はオリンピックイヤー、
その後には大阪万博も控えています。まるでデジャヴのよう。1964年の東京オリンピック、70年の大阪万博の時のことを懐かしく思い出します。
私はEXPO70のポピュラーミュージックのプロデューサーを務めました。まだまだ女性が国の威信をかけた歴史的行事の会議に出席するなんてとんでもないという時代で、会議に女性が加わっているのに慣れていらっしゃらない男性の中に入り、これは大変なことをお引き受けしまったなと戸惑いを覚えましたが、それこそ必死で取り組んで、石坂万博会長に「美佐さんにお願いしてよかった」と言っていただいた時は本当に嬉しかった。
オリンピックにしても万博にしても、歴史的な出来事は人の記憶に刻まれます。家族で過ごしたあの頃、意気揚々としていた若き日の記憶は心の財産となります。それが素晴らしい事です。
 明治日本の産業革命遺産が世界文化遺産に登録されたということも、オリンピックや万博と同様に日本の歴史に刻まれました。日本の人達にパワーを取り戻していただくことが明治日本の産業革命遺産の使命だと思います。このことを重く受け止め、これからも広くお伝えするための活動をさらに活性化させていく必要があるでしょう。私も閃きを武器にさまざまな提案を通して尽力を尽くしていきたいと思っています。

(インタビュー&執筆:丸山あかね)

Backnumber>一覧へ
Vol.57
日本の未来のために今を生きる~明治日本の産業革命遺産の使命は「先人のスピリットを活かしていけば日本は救われる」という気づきと勇気を与えること

元、三菱重工長崎造船所所長

橋本 州史
Vol.56
明治日本の産業遺産は日本の誇り~先人たちの歩みを知ることは日本の教育を見つめ直すことに通じる

フジサンケイグループ 代表

株式会社フジ・メディア・ホールディングス取締役相談役

株式会社フジテレビジョン 取締役相談役

日枝 久
Vol.55
世界遺産登録までの道のりは、山あり谷ありだった~人の縁という運に恵まれ、救われ、道を拓いて~

日本港湾空港建設協会連合会 顧問(元、一般財団法人 港湾空港総合技術センター理事長)

林田 博
Vol.54
『侍が、カンパニーへ』という歴史的流れは日本の誇り~明治日本の産業遺産の中心的存在である長崎がリードして次世代へつなぐ

長崎市長

鈴木史郎
Vol.53
日本で初めて反射炉を作った佐賀藩、洋式海軍の拠点だった「三重津海軍所」~世界遺産登録に注いだ情熱を次世代に繋ぎたい。

前、佐野常民記念館(現、佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館)館長

江口 善己
Vol.52
八幡製鉄所は、今も世界最先端のものづくりを作り続ける現役製鉄所 

一般財団法人産業遺産国民会議 理事
特定非営利活動法人 里山を考える会 理事

網岡 健司
Vol.51
吉田松陰や幕末の志士たちの熱き想い、急速な産業化を通して日本を支えた優れた功績 ~ 松陰神社には明治維新に至る歴史をきちんと伝えていく使命がある

松陰神社 名誉宮司

上田 俊成
Vol.50
稼働資産「三池港」を世界遺産にする秘策とは。

元大牟田市長

古賀 道雄
Vol. 49
明治日本の産業遺産に関する保全マニュアルの重要性とは? 

考古学者・遺産保存に関する国際コンサルタント

マイケル・ピアソン博士 
Vol.48
金属学の視点から紐解いて明らかになった産業史の真実~日本人の聡明さ、勤勉さ、不屈の精神を次世代へ伝えることが明治日本の産業革命遺産の使命~

日本工学会フェロー

稲角 忠弘
Vol.47
明治日本の産業革命遺産は偉大な教材、覗けば見えてくる様々な世界

元新日本製鐵株式会社社員、世界遺産登録推進室産業プロジェクトチームメンバー

菅 和彦
Vol.46
鹿児島から始まった鉄の歴史が日本の近代化を飛躍的に前進させた~薩摩人のバイタリティを、未来に生きる若い世代に引き継いでいきたい~

鹿児島県知事

塩田 康一
Vol.45
吉田松陰が工業教育論を説き、命がけで英国へ渡った長州ファイブを輩出~誇らしき萩スピリットを後進へとつなげるために~

萩市長

田中 文夫 氏
Vol.44
三角西港を作った先人の知恵、技術、行動力を子供たちの代へと継承していきたい~コロナ後も続く未来を見据えて今できることに全力で取り組む~

熊本県宇城市長

守田 憲史 氏
Vol.43
官営八幡製鐵所は「1枚の古写真」から世界遺産になった!~元日鉄マンが明かす、"登録前夜"のとっておきのエピソード~

元新日本製鐵株式会社社員

水口 政義 氏(みなくちまさよし)
Vol.42
外に向かって発信する「新しい地元学」を確立したい ~「釜石の誇り」から「日本・世界の中の釜石の誇り」へ!~

岩手大学理工学部 准教授

小野寺 英輝 氏
Vol.41
観光ガイド歴18年、あふれ出る"三角西港愛"~世界遺産登録はゴールではなく、新たな出発点~

三角西港観光ガイドの会 会長

齊藤 万芳 氏(さいとうまんぽう)
Vol.40
韮山反射炉とともに「刻」をきざむ~物産館&レストラン事業で"反射炉観光"の魅力度アップ~

株式会社蔵屋鳴沢 代表取締役社長

一般社団法人伊豆の国市観光協会会長

稲村 浩宣 氏
Vol.39
運命に導かれて軍艦島デジタルミュージアムを設立~明治日本の産業革命遺産の価値を広く深く伝えるために、自分にできることを始めて、続けて、やり切りたい~

軍艦島コンシェルジュ取締役統括マネージャー

軍艦島デジタルミュージアムプロデユーサー

久遠 裕子 氏
Vol.38
産業遺産の主役は「人」~世界遺産登録を経て再認識した故郷の素晴らしさ~

峠の茶屋 オーナー

小笠原 静子 氏
Vol.37
すべては長崎の経済発展のために~海運業の枠を超え、長崎の文化や産業遺産の歴史を伝承~

やまさ海運株式会社会長

やまさ海運株式会社社長

伊達 秀則 氏 伊達 昌宏 氏
Vol.36
釜石の奇跡と、震災を乗り越えて~世界遺産登録という大きなチャンス~

宝来館 女将

岩崎 昭子 氏
Vol.35
韮山反射炉とともに後世に伝えたい「850年の歴史資料」 ~待望の新・収蔵庫が完成、保存・修復・活用に弾み

公益財団法人江川文庫 代表理事

江川家42代当主

江川 洋 氏
Vol.34
不屈の開拓精神と先人のパワーで時代を切り拓いた歴史~後世へ受け継がれる希望と大きな力~

国民民主党長崎県連代表

高木 義明  氏
Vol.33
軍艦島は「地球と人類の未来への警告のメッセージ」~元島民ガイドが訴える想いと願い~

NPO法人軍艦島を世界遺産にする会 理事長

坂本 道徳 氏
Vol.32
「シンクロニシティー」が生んだ世界遺産登録という奇跡~想いの強さが志ある人々の共感を呼び起こした!~

エム・アイ・コンサルティンググループ株式会社 代表取締役

大上 二三雄 氏
Vol.31
日本の人達にパワーを~明治日本の産業革命遺産の使命~

渡辺プロダクショングループ代表・株式会社渡辺プロダクション名誉会長

渡邊 美佐 氏
Vol.30
産業遺産の歩みを"100年後を生きる人々"への希望に

参議院議員

平野 達男 氏
Vol.29
"21世紀の薩摩ステューデント"よ、未来を創れ!~旧集成館は鹿児島観光の情報発信拠点~

鹿児島県知事

三反園 訓 氏
Vol.28
各地域に着実に広がる「つながりあるストーリー」という意識~保全管理・インタープリテーションのあり方には課題も~

世界遺産コンサルタント

サラ・ジェーン・ブラジル(Sarah Jane Brazil)氏
Vol.27
《為せば成る為さねば成らぬ何事も》~人とつながるための勇気や行動力を~

特定非営利活動法人 九州・アジア経営塾 理事長兼塾長

株式会社SUMIDA 代表取締役

橋田 紘一 氏
Vol.26
「日本人として、世界に対して誇りを持って発信できる世界遺産」〜内閣官房・有識者会議の流れを決したジャーナリストの視点〜

ジャーナリスト、「下村満子の生き方塾」塾長

下村 満子 氏
Vol.25
クラシックカーが「明治日本の産業革命遺産」を走る!~2019年、九州で「ラリーニッポン」を開催~

一般財団法人ラリーニッポン 代表理事

小林 雄介 氏
Vol.24
着々と進む"世界遺産周遊ルート"の整備・振興 ~推進協議会、多彩なプロモーションで世界に向けて魅力発信!~

明治日本の産業革命遺産世界遺産ルート推進協議会会長

一般財団法人産業遺産国民会議理事

(九州旅客鉄道株式会社 相談役)

石原 進 氏
Vol.23
「遺産観光」の振興に向けたルート整備にいっそうの力を~忘れ難い故郷・呉への空襲と広島原爆の記憶~

一般財団法人産業遺産国民会議 代表理事

(公益財団法人資本市場振興財団 顧問)

保田 博 氏
Vol.22
世界とつながる町~"長崎のたから"を"世界のたから"へ~

長崎市長

田上 富久 氏
Vol.21
「ICOMOS-TICCIH共同原則」の真価問われる"世界の実験場"~日本政府が推進する新たな保全へのチャレンジ~

ヘリテージ・モントリオール政策部長

ディヌ・ブンバル(Dinu Bumbaru )氏
Vol.20
忘れ難いS・スミス氏との激論の日々 ~異文化の中で出会った"なじみ深い19世紀の産業遺産"~

世界遺産コンサルタント

バリー・ギャンブル(Barry Gamble)氏
Vol.19
歴史や文化を継承することは、次世代の技術革新を生み出す~"使いながら残す"に道を開いた「明治日本の産業革命遺産」~

工学院大学常務理事

後藤 治 氏
Vol.18
シリアル登録方式の保全管理に新たな道を拓いた「明治日本の産業革命遺産」-- 今後の大きな課題は「記憶と理解を引き継ぐ人材研修」

ヘリテージ保全並びに世界遺産の専門家としてグローバルに活躍する国際コンサルタント

ダンカン・マーシャル(Duncan Marshall)氏
Vol.17
ジャイアント・カンチレバークレーンと小菅修船場跡の3Dデジタル・ドキュメンテーション

The Glasgow School of Art’s School of Simulation and Visualization、データ・アクイジション責任者

アラステア・ローリンストン 氏
Vol.16
日本で注目される「産業遺産」

ヒストリック・スコットランド産業遺産政策責任者

マイルズ・オグリソープ博士
Vol.15
「スコティッシュ・テン プロジェクト」によるデジタル文書化

ヒストリック・スコットランド

スコティッシュ・テン プロジェクト・マネージャー

リン・ウィルソン博士
Vol.14
富士山と韮山反射炉、2つの世界遺産を一望できる茶畑の丘 --次の夢は「子どものためのミニ反射炉」で体験学習

静岡県伊豆の国市長

小野 登志子 氏
Vol.13
登録までの道のりと資産の今後を見つめて

ロイヤル・カレッジ・オブ・アート副学長・評議会議長

イングランド・ウェールズにおけるカナル&リバートラスト遺産顧問

ニール・コソン卿
Vol.12
正確な情報発信の中で、歴史を見つめるきっかけに

東京立正短期大学 学長

慶應義塾大学 名誉教授

工藤 教和 氏
Vol.11
「ものづくりの街・北九州」への愛着と誇り--"シビック・プライド"を呼び起こしてくれた世界文化遺産登録

北九州市長

北橋 健治 氏
Vol.10
世界遺産登録決定祝賀会レポート(@ドイツ・ボン)

2015年6月28日から7月8日まで、ドイツ・ボンにて第 39 回世界遺産委員会が開催され、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録が決定しました。

今回は、世界遺産登録決定祝賀会の様子をお伝えいたします。

<世界遺産登録の舞台裏>
Vol.9
使いながら保存する-「稼働遺産」の保存・活用に新たな道を拓く

阪神高速道路株式会社 取締役兼常務執行役員

(一般財団法人産業遺産国民会議 理事)

岡本 博 氏
Vol.8
港湾法の体系で、世界遺産の保全を担保する

静岡県副知事

難波 喬司 氏
Vol.7
近代化を切り拓いた長州ファイブと試行錯誤の痕跡を残す萩の資産

萩市長

野村 興兒 氏
Vol.6
日本の「ものづくり」「産業」の原点を伝える「明治日本の産業革命遺産」

東京地下鉄株式会社 代表取締役会長

安富 正文 氏
Vol.5
日本の近代工業化を石炭産業によって支えた三池エリア

大牟田市長

古賀 道雄 氏
Vol.4
国家、社会のため、広い視野と使命感を持って試行錯誤しつつ挑戦し続けた「明治の産業革命」の意義

文部科学省 生涯学習政策局 生涯学習総括官
前 内閣官房 内閣参事官

岩本 健吾 氏
Vol.3
「鉄は釜石から八幡へ」 近代製鉄発祥の地から誇り高き文化を伝える

釜石市長

野田 武則 氏
Vol.2
強く豊かな国家を目指して 薩摩藩主島津斉彬が築いた『集成館』

一般財団法人産業遺産国民会議 理事

島津興業 相談役

島津 公保 氏
Vol.1
産業国家日本の原点 『明治日本の産業革命遺産』を次世代へ

「九州・山口の近代化産業遺産群」世界遺産登録推進協議会 会長/鹿児島県知事

伊藤 祐一郎 氏