明治日本の産業革命遺産
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PEOPLE

2018.10.23
Vol.29
"21世紀の薩摩ステューデント"よ、未来を創れ!~旧集成館は鹿児島観光の情報発信拠点~

鹿児島県知事

三反園 訓 氏
三反園 訓 氏

■過去最高の年間800万人が来県、大型クルーズ船専用ターミナルも整備へ

加藤:大変な『西郷どん』ブームですが、鹿児島県への観光客数もものすごい勢いで伸びていると聞いています。

三反園:おかげさまで去年(2017年)の県内の延べ宿泊客数は約800万人と、過去最高となりました。今年はさらに伸びています。

加藤:海外からのお客様も増えているんでしょうね。

三反園:はい。インバウンドも70万人を超えて、過去最高となっています。

加藤:これに伴い、鹿児島空港も拡張されるようですね。

三反園:近々、ボーディングブリッジとターンテーブルを増設します。香港や台湾などからの来県客が伸び続けているためです。国内線も現在、羽田-鹿児島便は1日22便飛んでいて、鹿児島から東京に向かう、あるいは東京から来県されて、九州各地に向かうという方も多い。九州新幹線で福岡まで1時間20分ですし、様々な観光ルートができています。

加藤:空路だけではなく、港のほうも、つまりクルーズ船の入港回数も大変な勢いで伸びていると伺っています。

三反園:はい、そちらも過去最高になっています。昨年(2017年)の本県の港への入港回数は153回で、そのうち鹿児島港だけでも108回。クルーズ船による旅客数は21万6000人、うち鹿児島港が20万1000人となっています。一番大きい船だと、1回で4000人以上の観光客が上陸されます。

 このため、さらに受け入れ能力を高めようと国土交通省に働きかけた結果、22万トン級の大型船を含め、2隻同時に帰港できる専用ターミナル港を整備することが決まりました。 

加藤:そのように鹿児島の観光が活況を呈する中で、「明治日本の産業革命遺産」はどのような役割を果たしているとお考えでしょうか?

三反園:ご案内のように、県内には旧集成館、寺山炭窯跡、関吉の疎水溝(いずれも鹿児島市)という3つの構成資産があるわけですが、特に旧集成館は海外の方にも大変有名で、重要な観光スポットになっています。集成館には反射炉跡のほか、大砲の砲弾とか、紡績機械とか、薩英戦争当時の資料とか、貴重な歴史資料も多数展示されています。

 『西郷どん』のロケ地になったこともあって人気が高まっています。島津斉彬公の功績も含めて、日本の近代化に薩摩の果たした役割を国内外に広く発信する役割を担っています。ですので、もっともっと多くの方に鹿児島にいらしていただいて、集成館を始めとする「明治日本の産業革命遺産」を実際に見て、味わい、理解していただきたいと考えています。

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世界遺産コンサルタント

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