PEOPLE
2015.10.21
Vol.2
強く豊かな国家を目指して 薩摩藩主島津斉彬が築いた『集成館』
一般財団法人産業遺産国民会議 理事
島津興業 相談役
島津 公保 氏
――川勝知事と島津理事のように、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産を保有する主体同士が、共通のテーマで研究を行いながら相互理解を深めることで、地域の連携も強化されるのはとても素晴らしいことだと思います。
島津理事:「明治日本の産業革命遺産」は、全体としてひとつの世界遺産価値を伝えていかなければなりません。そのためにも、主体同士が活発に交流し、ひとつに結束していかなければならない。
今後は管理・保全活動、各地への誘致活動、そして研究活動に力を入れていく必要がありますが、主体同士の連携強化によって、それらの活動に大きな効果が得られるのではないでしょうか。
そして、あの当時、それぞれ各地で近代化に関わった人々の「志」や「努力」を、現代の我々が学び、未来を担う若者にこれを伝えることが出来れば、今回の世界遺産登録がより価値のあるものになると思います。
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Vol.56
明治日本の産業遺産は日本の誇り~先人たちの歩みを知ることは日本の教育を見つめ直すことに通じる
フジサンケイグループ 代表
株式会社フジ・メディア・ホールディングス取締役相談役
株式会社フジテレビジョン 取締役相談役
日枝 久
Vol.55
世界遺産登録までの道のりは、山あり谷ありだった~人の縁という運に恵まれ、救われ、道を拓いて~
日本港湾空港建設協会連合会 顧問(元、一般財団法人 港湾空港総合技術センター理事長)
林田 博
Vol.53
日本で初めて反射炉を作った佐賀藩、洋式海軍の拠点だった「三重津海軍所」~世界遺産登録に注いだ情熱を次世代に繋ぎたい。
前、佐野常民記念館(現、佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館)館長
江口 善己
Vol.39
運命に導かれて軍艦島デジタルミュージアムを設立~明治日本の産業革命遺産の価値を広く深く伝えるために、自分にできることを始めて、続けて、やり切りたい~
軍艦島コンシェルジュ取締役統括マネージャー
軍艦島デジタルミュージアムプロデユーサー
久遠 裕子 氏
Vol.28
各地域に着実に広がる「つながりあるストーリー」という意識~保全管理・インタープリテーションのあり方には課題も~
世界遺産コンサルタント
サラ・ジェーン・ブラジル(Sarah Jane Brazil)氏
Vol.24
着々と進む"世界遺産周遊ルート"の整備・振興 ~推進協議会、多彩なプロモーションで世界に向けて魅力発信!~
明治日本の産業革命遺産世界遺産ルート推進協議会会長
一般財団法人産業遺産国民会議理事
(九州旅客鉄道株式会社 相談役)
石原 進 氏
Vol.23
「遺産観光」の振興に向けたルート整備にいっそうの力を~忘れ難い故郷・呉への空襲と広島原爆の記憶~
一般財団法人産業遺産国民会議 代表理事
(公益財団法人資本市場振興財団 顧問)
保田 博 氏
Vol.21
「ICOMOS-TICCIH共同原則」の真価問われる"世界の実験場"~日本政府が推進する新たな保全へのチャレンジ~
ヘリテージ・モントリオール政策部長
ディヌ・ブンバル(Dinu Bumbaru )氏
Vol.18
シリアル登録方式の保全管理に新たな道を拓いた「明治日本の産業革命遺産」-- 今後の大きな課題は「記憶と理解を引き継ぐ人材研修」
ヘリテージ保全並びに世界遺産の専門家としてグローバルに活躍する国際コンサルタント
ダンカン・マーシャル(Duncan Marshall)氏
Vol.17
ジャイアント・カンチレバークレーンと小菅修船場跡の3Dデジタル・ドキュメンテーション
The Glasgow School of Art’s School of Simulation and Visualization、データ・アクイジション責任者
アラステア・ローリンストン 氏