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明治日本の産業革命遺産
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橋野鉄鉱山

  • 橋野鉄鉱山の三番高炉で1858年に建設され,操業に成功しました。1864年以降改修され、1894年に橋野高炉が操業をおえるまで稼働しました。
  • 一番高炉跡。1860年に建設された試験炉で1871年に廃炉になりました。花崗閃緑岩を加工し2.4メートルの高さの石組の遺跡です。橋野高炉の山神社の東側の斜面にある小さな石切り場から切り出されました。
  • 橋野三番高炉の航空写真。最初の試験炉で1858年に建設されましたが、1864年に改修されました。
  • 1860 年代に書かれた「紙本両鉄鉱山御山内並高炉之図」。当絵巻は橋野鉄鉱山の見取り図で,原料採掘,製鉄,船舶への積み込みまでの作業工程を完全に示しています。
  • 大島高任(1826 年-1901 年),「日本近代製鉄の父」
  • 「予察東北部地質図」 。ドイツの地質学者H.Eナウマン(1854年-1927年) の調査に基づき、日本で初めて作成をされた地質図である。 ナウマンは、1875年に明治政府に雇われ、 明治期における「日本地質学の父」 として知られる。図中の赤は花崗岩を示し、 三陸沿岸に広く分布している。花崗岩風化層に僅かに含まれる砂鉄を取り出し、 それを原料に、 古来たたら製鉄が行われた。また、 近代製鉄発祥の地となる釜石鉱山 は、花崗岩となるマグマが、 石灰岩に接触交代してできた鉄鉱床で、 日本最大の鉄鉱山である。
橋野鉄鉱山の三番高炉で1858年に建設され,操業に成功しました。1864年以降改修され、1894年に橋野高炉が操業をおえるまで稼働しました。 一番高炉跡。1860年に建設された試験炉で1871年に廃炉になりました。花崗閃緑岩を加工し2.4メートルの高さの石組の遺跡です。橋野高炉の山神社の東側の斜面にある小さな石切り場から切り出されました。 橋野三番高炉の航空写真。最初の試験炉で1858年に建設されましたが、1864年に改修されました。 1860 年代に書かれた「紙本両鉄鉱山御山内並高炉之図」。当絵巻は橋野鉄鉱山の見取り図で,原料採掘,製鉄,船舶への積み込みまでの作業工程を完全に示しています。 大島高任(1826 年-1901 年),「日本近代製鉄の父」 「予察東北部地質図」 。ドイツの地質学者H.Eナウマン(1854年-1927年) の調査に基づき、日本で初めて作成をされた地質図である。 ナウマンは、1875年に明治政府に雇われ、 明治期における「日本地質学の父」 として知られる。図中の赤は花崗岩を示し、 三陸沿岸に広く分布している。花崗岩風化層に僅かに含まれる砂鉄を取り出し、 それを原料に、 古来たたら製鉄が行われた。また、 近代製鉄発祥の地となる釜石鉱山 は、花崗岩となるマグマが、 石灰岩に接触交代してできた鉄鉱床で、 日本最大の鉄鉱山である。

 1858年、日本最大の鉱床のある岩手県釜石市の山深くに、盛岡藩士大島高任は、和蘭書に書かれた「大砲鋳造に適した銑鉄」の製造を目的として洋式高炉を建設。西洋科学の情報の乏しいわが国において、外国人技術者の手を借りずに、山の中で産声をあげた洋式高炉は、還元剤は木炭、送風動力は水車の、小さな高炉であった。地元で採掘された鉄鉱石を原料として、古来の製鉄知識に西洋科学を応用して、初出銑に成功した。高炉から溶けた鉄が流れだした。これまで毎回炉を解体して鉄を取り出していたたたら製鉄法から、炉を壊さずに連続出銑できる高炉法への転換に成功、良質の鉄を大量に生産する近代製鉄へと一歩を踏み出した。

田中製鐵所の誕生

1880年、明治政府は、鉄鉱石の資源のある釜石に、官営釜石製鉄所を開所した。製鉄所に先進的なイギリスの製鉄技術を導入し、大きな設備投資を行い、殖産興業の牽引力となる鉄の大量生産を目指した。だが西洋からの先進技術も、原燃料が異なるわが国では振るわず、また実際の銑鉄需要も未だ乏しく、官営釜石製鉄所は困難を極めた。封建社会から産業資本主義への劇的な変化と発展を、官民の密接な連携が支えた。1883年、官営釜石製鉄所は閉鎖し、民間の田中長兵衛に払い下げられ、釜石鉱山田中製鐵所として再出発を図った。田中長兵衛は、数多くの困難を克服し、鉄の国産化や漸増する民需にこたえ、製鐵所の立て直しに成功した。1894年、野呂景義等の尽力で、日本で初めて、コークスを還元剤とした高炉の稼働に成功し、日本立地でのコークス高炉の可能性を切り拓いた。

許可なく写真の複製、本文、内容の引用を固く禁じます。
橋野鉄鉱山
文化財指定: 国指定史跡
所在地: 岩手県釜石市橋野町第2地割15
Tel: 釜石市総務企画部 世界遺産登録推進室
TEL:0193-22-8846
釜石市教育委員会事務局生涯学習文化課
TEL:0193-22-8835 
入場料 無料
開場時間 橋野高炉跡のみ常時公開。
採掘場と運搬路の公開はしていません。
休館日 年中無休(冬季は降雪のため見学が困難です)
アクセス
  • JR釜石駅より車で50分
  • JR遠野駅より車で35分
駐車場 史跡手前駐車場:普通車8台(障がい者用含む)
橋野鉄鉱山インフォメーションセンター駐車場(徒歩2分):普通車86台、大型車9台
関連サイト 釜石市ホームページ
※刊行物欄では橋野高炉跡パンフレットや市内近代産業遺産群について公開しています。