明治日本の産業革命遺産
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ユネスコ本部(パリ)にてデジタルドキュメンテーションに関する催事が行われました。

2015.10.27

 2015年10月12日‐16日、ユネスコ本部(パリ)にて、弊財団が主体となって展開する催事、
「Digital Documentation : Conservation with Science and Technology」
が行われました。(具体的な内容については以前の記事をご覧ください)
 
 世界遺産の「デジタル・ドキュメンテーション」を実現させるための様々な最新技術が紹介され、5日間で世界35か国以上、合計400人近くの方々がお越しになりました。特にユネスコ加盟国の大使などの方、ユネスコで世界遺産の保護保全活動を進めている皆さんに、展示をご覧いただきました。
 
 ご来場いただいた方からは、「このような手法で映像を保存するのは大切である」、「今後の将来性、可能性を感じる」、「高精細感はいままで見たことがない」「世界遺産の保全ツールとして非常に可能性がある」、などといった声が寄せられております。


本催事での展示物例
① 「Digital Documentation : The Scottish Ten Project」
スコットランド政府との共同プロジェクトである、スコテッュテンが進める3Dレーザースキャニング技術を使用し、ポイントクラウド情報を元に世界遺産の復元を進めるプロジェクトの説明。日本の資産としては、長崎市の三菱重工・三菱造船所ならびに端島(「軍艦島」)を例に紹介。


②CyArk 500 Project
アメリカの非営利団体が全世界で展開をする「危機に瀕する遺産」のデジタル・ドキュメンテーションのプロジェクトの紹介。鹿児島県伊佐市の曽木発電所(文化財)の例。


③4K映像 デモンストレーション
4Kデジタルカメラにより収録・編集された、島の現在と過去をとらえた短編映像。


④Immersive Interactive display system (体感型インタラクティブ・ディスプレーシステム)
7面の大型ディスプレーならびにGoogleMap、Street Viewを使用したプレゼンテーションシステム、「Liquid Galaxy(リキッド・ギャラクシー)による「明治日本の産業革命遺産」の23資産の紹介。


⑤AR技術ならびに3次元モデル


⑥3Dレーザースキャニングにより収録されたデータの応用事例として、タブレット用アプリでAR技術ならびにリアルタイム3Dモデルの例。


⑦ガラス乾板の復元(新日鐵住金(株)八幡製鐵所様 資産)

ガラス乾板のレプリカならびに復元されたガラス乾板から再現・印刷をした大型印刷物(2.5mx2.0m)



会場の様子

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