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高島炭砿閉山30周年記念シンポジウムが開催されました
2016.09.20
2016年9月19日(月・祝)、長崎ブリックホール国際会議場において、「高島炭砿閉山30周年記念シンポジウム」が開催されました。
高島炭坑は、100年以上にわたって日本の産業を支え続け、1965年頃には年間出炭量が約127トンにまで到達するほどでしたが、石炭から石油へのエネルギー政策転換の影響で、1986年11月に閉山となりました。
シンポジウムにおいては、加藤康子専務理事が基調講演を行い、「明治日本の産業革命遺産」の全体価値や、それにおける高島の果たしてきた役割などを説明いたしました。
また、「明治日本の産業革命遺産」の今後の計画の一例として、高島などにおいてAR技術を活用し、当時の高島の様子などを手軽に見られるようにする考えを提案いたしました。
その後のパネルディスカッションでは、宮川雅一氏(長崎近代化遺産研究会会長)、松尾保氏(高島町自治会連合会会長)、鵜沼享氏(写真家)、田中洋一氏(長崎市世界遺産推進室室長)より、高島の当時の様子や現状、これからに関しての発表、意見交換が行われました。
また、鵜沼氏によって撮影された高島に関する写真を展示する
「鵜沼享写真展 REMEMBER TAKASHIMA 高島閉山の記録」
が、9月9日(金)~9月28日(水)、長崎ブリックホール2階ギャラリーにて開催されており、炭鉱で働く人々の姿や島での暮らしを記録した数多くの写真が展示されております。